SD 不完全決定表対象オブジェクト
SDの不完全決定表は以下伝票で使用されています。本ページでは受注タイプヘッダを例に不完全決定表の解説を行います。
不完全決定表関連オブジェクト
名称 | 詳細 |
---|---|
不完全決定グループ | 不完全決定表をグルーピングしたもの。不完全決定グループに複数の不完全決定表が割当されている。 |
不完全決定表 | 必須入力項目の指定や、未入力時のエラー制御などを定義可能 |
ステータスグループ | 不完全伝票発生時、実行可能な後続プロセスを制御可能 |
不完全決定表 全体概要フロー
<不完全決定表 決定順序>
①受注タイプ→不完全決定表
②不完全決定→制御項目の設定
③実行可能な後続プロセス定義
Tcode一覧
名称 | 伝票種別 | Tcode |
---|---|---|
不完全決定表定義 | - | OVA2 |
不完全決定表割当 | 受注伝票-ヘッダ | VUA2 |
受注伝票-明細 | VUP2 | |
受注伝票-納入日程行 | VUE2 | |
出荷伝票-ヘッダ | VUA4 | |
出荷伝票-明細 | V_TVLP_VUV | |
営業活動伝票 | VUC2 | |
受注/出荷/営業活動伝票-取引先機能 | VUPA | |
ステータスグループ定義 | - | OVA0 |
不完全決定表 詳細
①受注タイプ→不完全決定表
モジュール | メニューパス | カスタマイズ名 | Tcode |
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SD | 販売管理 -> 基本機能 -> 不完全明細ログ | 割当:不完全決定表 | VUA2 |
“割当:不完全決定表 -> 販売伝票タイプ”を選択
受注タイプに対して、不完全決定表”11″が割当されていることが確認できます。
②不完全決定表→制御項目の設定
モジュール | メニューパス | カスタマイズ名 | Tcode |
---|---|---|---|
SD | 販売管理 -> 基本機能 -> 不完全明細ログ | 定義:不完全決定表 | OVA2 |
Group Aを選択し、画面左のダイアログ構造から決定表を選択
決定表”11″を選択し、画面左のダイアログ構造から項目を選択
以下画面で、受注伝票のどの項目を入力必須とするか、警告表示するか、後続の実行可能プロセスを定義できます。後続の実行可能プロセスはステータスグループにより定義されており、後続で説明します。
③実行可能な後続プロセス定義
モジュール | メニューパス | カスタマイズ名 | Tcode |
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SD | 販売管理 -> 基本機能 -> 不完全明細ログ | 定義:ステータスグループ | OVA0 |
各ステータスグループ毎に、後続実行可能プロセスを定義できます。
項目に値が入力されていない場合、出荷や請求作成をしないような制御ができます。